不動産査定を個人情報なし・匿名で簡易的に行うには?オススメ3サイトも紹介

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すぐに売るわけではないけれども、とりあえず不動産の価格だけを知りたいということがあります。

離婚協議や遺産分割、担保価値の調査など、特に売るわけではないけれども不動産の時価を知りたいという人もいます。

そんな時は「匿名の不動産査定」を利用するのがオススメ。

匿名で不動産査定をする場合についての疑問

  • 「匿名で不動産査定するって、どういうことなの?」
  • 「匿名で不動産査定することのメリットとデメリットは何なの?」
  • 「匿名で不動産査定できるサイトを教えて」

そこでこの記事では、「匿名の不動産査定」についてお伝えします。

すぐわかる!本記事の結論

1.匿名の不動産査定とは

不動産の査定方法には、「匿名査定」「机上査定」「訪問査定」の3つがあります。

不動産の査定方法3つ

  1. 匿名査定
  2. 机上査定
  3. 訪問査定
匿名査定とは、インターネット上で物件の基礎的な情報を入力するだけで価格が査定できるサービス

人を一切介さず、AIなどで査定され、金額がすぐに出てきます。

個人情報といっても、入力するのはメールアドレス程度ですので、匿名性が高いです。

机上査定とは、一括査定サイトなどに付随しているサービス

コンピューターですぐに計算されたり、不動産会社が机上で査定して結果を送ったりするものもあります。

ただし、不動産会社のその後の営業のために、氏名や住所などを入力する必要があるため、匿名性は低いです。

訪問査定とは、不動産会社が実際に売却物件に訪問して査定する

実際に面会もしますので、匿名性は全くありません。

ただし、最終的に不動産を売却するような場合には、訪問査定が必要です。

以上、ここまで匿名の不動産査定について見てきました。

では、匿名で不動産査定することのメリットは何でしょうか。

そこで次に、匿名不動産査定のメリットについて解説いたします。

2.匿名不動産査定の3つのメリット

匿名不動産査定のメリットには、以下の3つがあります。

匿名不動産査定のメリット3つ

  1. .売却の意思がなくても利用できる
  2. しつこい営業電話がない
  3. 時間のない人でもできる

メリット1.売却の意思がなくても利用できる

匿名査定のメリットは、売却の意思がなくても利用できるという点です。

多くの無料査定は、基本的に売却を前提としなければ利用できません。

査定は不動産会社にとっての営業行為の一つなので、仲介の仕事が取れない査定だとやってくれないことが多いです。

一方で、離婚協議や遺産分割などでは、誰に「いくらの資産」を分けるのかが議論の対象となるため、売却を予定していなくても単純に資産価値を知りたいということがあります。

離婚協議などでは、マンションを分けてもらった人が、マンションを売るとは限りません。

「売らないけど価格を知りたい」というニーズは普通にあります。

また、戸建賃貸などでは借主が、オーナーさんからこのまま戸建を買いたいという意向がある場合もあります。

特定の不動産を買いたいと思っている人は、匿名査定で値段がいくらくらいなのかを知りたいというニーズがあります。

価格を知りたいというのは、売主だけに限りません。

売る予定はないけど資産価値を知りたい人」や「特定の不動産を購入したい人」は匿名査定が適しています。

メリット2.しつこい営業電話がない

匿名査定は、電話番号を入力しなくても使えるシステムがほとんどであるため、しつこい営業電話がないというメリットがあります。

通常、訪問査定を依頼すると、営業電話がかかってきます。

訪問査定の日程調整をする必要があるため、当然に電話があります。

本当に売却の意思のある人であれば、営業電話は特に問題ありません。

しかしながら、「なんとなく売るかもしれない」程度で利用してしまうと、営業電話がうっとうしくなってしまいます

まだ、売却が本決まりでない人は、訪問査定は使わない方が良いです。

とりあえず価格を知りたい程度であれば、匿名査定を利用した方が良いでしょう。

メリット3.時間のない人でもできる

匿名査定は、インターネット上で、簡単な入力を行うだけですぐに金額が出てきます

真夜中や休日など、いつでも査定できるため、時間のない人でも利用することが可能です。

一方で、訪問査定は、少なくとも訪問される日は拘束されます。

インターネットの無料一括査定サイトを使えば、査定の申込だけは時間のない人でもできますが、実際に査定を受けるには時間が必要です。

忙しい人が、ちょっと価格を知りたいというときは、匿名査定の方が便利です。

以上、ここまで匿名不動産査定のメリットについて見てきました。

では、逆に匿名不動産査定のデメリットは何でしょうか。

そこで次に、匿名不動産査定のデメリットについて解説いたします。

3.匿名不動産査定の3つのデメリット

匿名不動産査定のデメリットには、以下の3つがあります。

匿名不動産査定のデメリット3つ

匿名不動産査定のデメリット3つ

  1. 現地を見ないと分からない要因を反映できない
  2. 物件の状況を価格に反映できない
  3. 売主の希望を価格に反映できない

デメリット1.現地を見ないと分からない要因を反映できない

物件には「騒音」や「振動」、「汚臭」、「日照」、「眺望」、「通風」、「施工の質」等、現地を見ないと分からない要因というのがいくつもあります。

匿名査定では、これらの要因を正しく価格に反映させることはできません。

「日照」や「眺望」などは、価格にプラスとなることもあり、せっかく良い眺望のマンションでも匿名査定だと、このような要因は価格に反映できないです。

バルコニーの向きも、西向きだと西日が差し込むため低く評価される要因となりますが、眺望が優っていればプラスになることもあります。

首都圏のマンションでは、西向きの部屋からは富士山が見えることをウリにしている物件も多く、そのような物件では必ずしも西向きがマイナスとは限りません。

また、不動産では近くに組事務所があるような場合には、価格が下がります。

地元の不動産会社であれば、そのような情報を知っていますので価格に反映することができますが、匿名査定ではこのような情報を反映できているのか不明です。

匿名査定の結果は、訪問査定を受けることによって変わる可能性は大いにあり得ます。

デメリット2.物件の状況を価格に反映できない

匿名査定では、物件の状況を価格に反映できないとうデメリットがあります。

例えば「維持管理の状態が良い」、「リフォームしている」、「耐震改修している」、「定期的にシロアリの駆除をしている」等の状況は分かりません。

匿名査定は入力項目が少ないことをウリとしていますが、逆に入力項目が少なすぎて、価格に反映すべき点を入力できないという問題点があります。

また、事故物件の場合も、事故の内容を価格に反映することができません。

事故物件とは、過去に自殺現場となった物件や、殺人事件、火災、忌まわしい事件・事故等があり、心理的な面において住み心地の良さを欠くような物件のこと

事故物件も、例えば20年以上前の事件と、最近大々的に報道されてしまった事件では、価格に与える影響が異なります。

事故物件は事故の程度によって価格が異なるため、所有者にしっかりとヒアリングをしないと分かりません。

不動産には、実際に見て、所有者からもしっかりとヒアリングをしないと分からないことが多いため、匿名査定では不十分といえます。

事故物件の売却については下記記事で詳しく解説しています。

デメリット3.売主の希望を価格に反映できない

匿名査定では、売主の希望を価格に反映できないというデメリットがあります。

売主には、売却にあたり、「高く売りたい」とか「早く売りたい」といった事情があることがあります。

住宅ローン残債がたくさん残っているような人は、高く売りたいという希望があります。

このような場合は、売れるかどうかは分からないけれども、一応、目一杯高めのチャレンジ価格で査定するときがあります。

また、転勤などで期日が決まっている人の中には、早く売りたいという人もいます。

このような場合は、期日までに確実に売るように安めの価格で査定します。

匿名査定では、売主の細かい希望を聞くことができないため、要望を反映できないというのがデメリットです。

以上、ここまで匿名不動産査定のデメリットについて見てきました。

では、どのような匿名不動産サイトを選べば良いのでしょうか。

そこで次に、おすすめの匿名不動産サイトについて解説いたします。

4.匿名でできるオススメの不動産サイト3つ

おすすめの匿名不動産サイトには、以下の3つのサイトがあります。

匿名でできる不動産査定サイト

  • HowMA(ハウマ):ビッグデータを用いてAI(人工知能)で査定が行われます。価格は安めに査定される傾向があります。マンションの精度はそこそこ高いですが、戸建ての精度は悪いです。
  • HOME’Sプライスマップ:○○万円~○○万円という形の幅で算出されます。査定額は微妙に高い印象があります。
  • IESHIL(イエシル):首都圏のマンションが査定可能です。登録数が少なく、査定できないマンションも多いです。

いずれも簡単な入力操作だけで、一瞬で査定額が出てきますので便利です。

HowMAだけ、メールアドレスの入力が必要となります。

以上、ここまでおすすめの匿名不動産サイトについて見てきました。

もし売却をするのであれば、匿名査定では不十分です。

そこで次に、売却するなら訪問査定をすることについて解説いたします。

5.価格によって売却を検討するなら机上査定をすること

価格によっては売却を検討する方は、まず机上査定を受けましょう。

当サイトで紹介している査定サイトはすべて机上査定を選べるようになっています。

例えば下記はNTTグループが運営しているHOME4Uの入力画面。

HOME4Uの入力フォーム

このように机上査定を選ぶと、不動産会社側にも概算の相場が知りたいんだなというのが伝わります。

電話に出られない場合は、メール連絡をくれる不動産会社も多いので大変便利です。

また、備考欄がある不動産一括査定サイトには、メール連絡希望を記載するとさらに営業電話は減ります。

HOME4Uの備考欄

HOME4Uの備考欄

不動産会社の手によって作られる机上査定は、かなり精度が高いものになります。

実際に筆者が東急リバブルよりメールで受け取った査定書がコチラ。

東急リバブルの査定書

東急リバブルの査定書

東急リバブルの査定書

東急リバブルの査定書

東急リバブルの査定書

東急リバブルの査定書

取引事例比較法という査定方法を用いて、かなり詳しい査定額が算出されます。

しかも無料で利用できます。

机上査定を受けるなら一括査定がオススメ

不動産一括査定とは、その名の通り「不動産の査定相談を複数の不動産に一度でお願いできるWEBサイト(サービス)」。

不動産一括査定サイトのイメージ

不動産一括査定サイトのイメージ

不動産のプロが厳選!不動産一括査定の選ぶ基準とオススメ4サイト

ここからは、筆者が厳選したオススメの不動産一括査定4サイトを紹介。

筆者の厳選基準は下記4つ。

オススメの不動産一括査定サイトの基準は4つ

  • 基準1.参加不動産会社が魅力的である(大手~地域密着まで査定できる)
  • 基準2.実績が豊富(利用者数+運営歴)
  • 基準3.セキュリティ対策をしている(プライバシーポリシーの取得)
  • 基準4.不動産会社をしっかり審査している(悪徳不動産業者の排除)
これら4つの基準を満たす一括査定サイトは下記4つになります。

厳選したオススメの不動産一括査定サイト4選

  1. すまいValue
  2. HOME4U
  3. イエウール
  4. リガイド

それぞれの不動産一括査定の特徴を一覧表にしました。

比較項目すまいValueHOME4Uイエウールリガイド
運営会社小田急不動産(株)、住友不動産販売(株)
東急リバブル(株)、野村不動産アーバンネット(株)
三井不動産リアルティ(株)、三菱地所ハウスネット(株)
株式会社NTT
データスマートソーシング
株式会社Speee株式会社ウェイブダッシュ
サービス開始年2016年2001年2014年2006年
査定数非公表累計30万件20万件非公表
サイト利用者数非公表年間700万人累計1,000万人非公表
提携している不動産会社の数大手6社約1,300社約1,700社約700社
特徴国内最大手に頼める。 都会に強く地方に弱い傾向がある。NTTデータグループなので安心感はトップ。 一括査定の歴史最長の老舗。参加企業数がNo.1で、企業一覧と特徴も見ることができる。厳選された不動産会社がウリ。 運営も長く、旧SBIグループの安心感がある。

※2019年11月時点の情報

不動産一括査定の上手な使い方は併用利用する

紹介した不動産一括査定は、どれも安心して利用できます。

ただし、それぞれの不動産一括査定には弱みがあります。その弱みを防ぐ方法があります。

弱みを防ぐには不動産一括査定を併用利用(組み合わせ利用)するのです。

都心部や県庁所在地などの人口が多い都市の方:すまいValue+HOME4U+SRE不動産(※旧ソニー不動産)
オススメの組み合わせ:「すまいValueHOME4USRE不動産(※旧ソニー不動産)

三井のリハウスや東急リバブルなどの国内最大手の不動産会社は、「すまいValue」にしか参加していません。

そして、大手・中堅・地域密着の不動産会社参加の「HOME4U」は、NTTグループ運営で最も安心して利用できるサイトの一つ。

つまり最大手の不動産会社に依頼「すまいValue」+大手・中堅・地域密着の不動産会社に依頼「HOME4U」を組みわせるのです。

ただ、大手は両手仲介の可能性が高いです。対象地域(一都三県+大阪、兵庫)の方は、売主専門としている「SRE不動産(※旧ソニー不動産)」も合わせて申し込んでおくと安心です。

地方や郊外の方:HOME4U+イエウール
オススメの組み合わせ:「HOME4Uイエウール

大手の不動産会社は都心に強いですが、地方や郊外では対応できない場合があります。

特に「すまいValue」を使って依頼できる最大手の不動産会社は地方や郊外は対応していない可能性があります。

地方や郊外の方は「HOME4Uイエウール」を併用するといいでしょう。

最大手の不動産会社に依頼できるのは「すまいValue」だけ

すまいValue

すまいValue

すまいValueは国内最大手6社(三井のリハウス、住友不動産販売、三菱地所ハウスネット、東急リバブル、小田急不動産、野村の仲介plus)が共同で運営する一括査定サービス。

強力な販売ネットワークとノウハウを持っていますし、営業担当者の質も全体によいので、確実に依頼はしたいところ。

ただし、お伝えした通り大手は両手仲介の可能性が高いです。

対象地域(一都三県+大阪、兵庫)の方は、売主専門としている「SRE不動産(※旧ソニー不動産)」も合わせて申し込んでおきましょう。

3分で最高額がわかる!すまいValueをチェック

※「机上査定」を選ぶと電話なしで、メールで概算査定額がわかります。

NTTグループが運営の安心実績「HOME4U」

HOME4U

HOME4U

2001年から運営と最も長い、一括査定の老舗。

運営がNTTデータグループという安心感は抜群で、個人情報保護やセキュリティ対策などの技術力も信頼できます。

参加している不動産会社は、大手から中堅・地元密着まで約1,300社。

イエウールの1,900社と比べると1,300社で少なめに見えますが、厳しい審査を通過した不動産会社だけが参加しているというのが売りです。

3分で最高額がわかる!HOME4Uをチェック

※「机上査定」を選ぶと電話なしで、メールで概算査定額がわかります。

参加不動産会数No.1の「イエウール」

イエウール

イエウール

参加している不動産会社は大手、中堅、地元密着型まで約1,900社と最多。

つまり一番不動産会社が見つかる可能性が高いということです。

サイト運営の歴史は比較的浅いですが、利用者も多く、安心して利用できます。

3分で最高額がわかる!イエウールをチェック

※「机上査定」を選ぶと電話なしで、メールで概算査定額がわかります。

投資用物件に強い「リガイド」

リガイド

リガイド

旧「SBI不動産一括査定」というサイトで、「HOME4U」の次に運営が長い老舗サイト。

入力はYahoo!やFacebookから情報を引き継ぐこともでき、入力しやすいフォームです。

最大10社まで一括で査定依頼できるので、効率良く多数の会社に査定依頼したい人にも向いています。

HOME4Uなどと比べると600社で少なめに見えますが、独自審査を通過した優良不動産会社というのが売りです。

また、投資用物件にも強く、資産の組み換えも相談できます。

3分で最高額がわかる!リガイドをチェック

※「机上査定」を選ぶと電話なしで、メールで概算査定額がわかります。

不動産一括査定サイトは、無料で利用できますので、まずは申し込んで信頼できる不動産会社に査定相談をしてみることをオススメします。

不動産一括査定については下記記事でさらに詳しく解説しています。

実際に売るのが決定したら訪問査定を受ける

不動産には、「実際に見ないと分からない部分」や「売主にヒアリングしないと分からない部分」がありますので、正確性を反映させるためには訪問査定が必要です。

売却において、一番大切なことは売出価格の設定です。

売出価格は安過ぎれば損をしますし、高過ぎればなかなか売れません。

例えば、木造戸建住宅でも、5年に一度しっかりとシロアリ予防をしている家と、一回も実施したことのない家であれば、管理の状態は全く違います。

しっかりと維持管理をしている家であれば、高く売却できる可能性が高いので、そのようなプラスの要因を反映せずに売却してしまうのはもったいないです。

また、隣のマンションのせいで南向きだけど日照の悪いマンションというのも存在します。

このようなマンションは南向きだからといって、高い値段を付けてしまうと、なかなか売れず、いたずらに時間が過ぎる結果となります。

適正な売出価格については下記記事で詳しく解説しています。

訪問査定であれば、プラスの要因やマイナスの要因はしっかりと反映させることができるため、適正な売出価格で売却をスタートさせることができます。

売ることが本格的に決定したら、必ず訪問査定を受けましょう。

6.まとめ

以上、ここまで、不動産査定を匿名で行うにはどうすれば良いのかということや、匿名で不動産査定できるおススメのサイトについて見てきました。

匿名不動産査定はちょっと価格を知りたい人にとっては、とても便利なサイトです。

売却には使えませんので、売却するなら訪問査定を利用するようにしてください。

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合同会社ラビッツ 石川貴裕

IT会社で勤務しながら、親族の会社で不動産仲介を経験。専門用語が多く初心者に優しくないサイトが多いと感じて不動産メディアを多数立ち上げる。

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