不動産売却の見積もりってどうやって取るの?効果的な取得方法を解説

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これから不動産を売却する人の中には、「とりあえず不動産の見積もりを取ろう!」と思っている人もいるのではないでしょうか。

不動産の見積もりはとても重要なステップなので、見積もりを取る前に、ある程度の知識を知っておくことが重要です。

不動産売却の際に見積もりを取りたいと思っている人の中には、

不動産売却の見積もりに対する不安

  • 「そもそも、不動産の見積もりって何?」
  • 「不動産の見積もりって、なぜ必要なの?」
  • 「複数の不動産会社から見積もりを取っても良いの?」

等々のことを思っている人も多いと思います。

そこでこの記事では、「不動産売却の見積もり」にフォーカスしてお伝えします。

この記事を読むことであなたは、不動産売却の見積もりをどのようにして取るのかということや、効果的な取得方法について知ることができます。

ぜひ最後までご覧ください。

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1.不動産売却の見積もり=査定のこと

不動産売却の見積もりとは、「いくらで売却できそうか」という売却予想価格を見積もること

「見積もり」という表現は一般的に使わず、「査定」というのが通常です。

見積もりというと、工事費の見積もりのように、業者がいくらでその工事を引き受けるのかというイメージの言葉になってしまいます。

不動産の売却では、不動産会社がいくらで仲介を引き受けるかといった見積もりは通常行わないため、見積もりではなく査定と呼ぶことが多いです。不動産査定の方法も多岐にわたります。

ちなみに、不動産会社が売却を手伝うことでもらう手数料のことを「仲介手数料」と呼びます。

仲介手数料は、不動産会社が受け取ることのできる上限額が、取引額に応じて以下のように決まっています。

取引額 (売買金額)速算式(上限額)
200万円以下5%
200万円超から400万円以下4%+2万円
400万円超3%+6万円

仲介手数料は、報酬上限額で請求されることが一般的です。

仲介手数料は、売却額に一定料率を乗じて決まるため、まず売却額の予想を立てないと金額を見積もることができません。

そのため、売却で行う見積もりは、まず「いくらで売れそうか」を先に見積もります。

仲介手数料は連動して決まるため、「売却額の見積もり」イコール「仲介手数料の見積もり」にもなっています。

尚、仲介手数料は売却が決まったときのみに発生する成功報酬です。

前金や着手金は一切発生せず、もちろん、見積もりにもお金は不要です。

仲介手数料については下記記事で詳しく説明しています。

以上、ここまで不動産売却の見積もりについて見てきました。

では、なぜ見積もりを取る必要があるのでしょうか。

そこで次に、見積もりは適切な売出価格を決めるために行うということについて解説いたします。

2.不動産売却の見積もりは適切な売出価格を決めるために行う

見積もりは適切な売出価格を決めるために行います。

中古不動産は、価格が最初から決まっているわけではないので、まずは見積もりをもって適正な売出価格を決めることが必要となります。

仮に売出価格が安過ぎれば損をします。

一方で、売出価格が高過ぎればなかなか売却できなくなります。

売出価格は売却の成否を決定する重要な内容であり、その不動産の価値がきちんと分かる不動産会社に依頼する必要があるのです。

適正な売出価格については下記記事で詳しく解説しています。

以上、ここまで見積もりは適切な売出価格を決めるために行うということについて見てきました。

一方で、不動産会社は見積もりにどのような意味があるのでしょうか。

そこで次に、不動産会社は仕事が欲しくて見積もりを行うということについて解説いたします。

3.不動産会社は仕事が欲しくて見積もりを行う

不動産会社は仲介という仕事が欲しくて見積もりを行います。

新築工事やリフォーム工事の見積もりと同様に、不動産売却の見積もりも、不動産会社にとっての営業行為であることは共通しています。

ただし、不動産売却の見積もりは、自分たちが受注する金額ではなく、売却予想価格の見積もりであるということに注意をする必要があります。

工事の見積もりは、仕事が欲しかったら価格を安くしますが、安くし過ぎると自分たちが苦しくなるため、一定の限度があります。

一方で、不動産売却の見積もりは、売却予想価格であるため、高く見積もりすると売主が喜び仕事を取りやすくなります。

しかも高く出したところで、自分たちが受注する金額を出すわけではないため、痛くもかゆくもないという特徴があります。

査定額は売却予想価格に過ぎないため、別にその予想は外れても良いわけです。

痛くもかゆくもなく、かつ、仕事も取りやすいということであれば、見積もり額はどんどん高くなってしまいます。

不動産売却の見積もりは、高く出てくる傾向にあり、その歯止めもかかりにくいというのが特徴です。

そのため、不動産売却の見積もりは、高過ぎる価格には注意が必要となります。

高い価格ほど、仕事を取るためだけにいたずらに高く査定しているだけの可能性があり、売主が実態を見誤ってしまう可能性があるからです。

  • 工事の見積もりの安過ぎる価格は「安かろう、悪かろう」で選ばない方が良い場合がある
  • 不動産売却の見積もりの高過ぎる価格は「高かろう、悪かろう」で選ばないほうが良い場合がある

見積もり査定額が異常に高い場合には、ただ仕事が取りたいだけの無責任な価格の可能性があるため、選ばない方が良いのです。

以上、ここまで不動産会社は仕事が欲しくて見積もりを行うということについて見てきました。

不動産売却の見積もりは、複数の不動産会社から取得した方が良いです。

そこで次に、見積もりを複数の不動産会社から取った方が良い理由について解説いたします。

4.不動産売却の見積もりは複数の不動産会社から取った方が良い3つの理由

まず、不動産売却の見積もりは、もちろん複数の不動産会社に依頼するようにしましょう。

仲介手数料は売却が決まったときのみに請求権が発生する成功報酬であるため、どんなに見積もりを要求しても必ず無料です。

あくまでも見積もりなので、取った後、仕事を依頼しないのは、工事の見積もりなどと同じです。

見積もりは、どの不動産会社に依頼しても無料ですし、見積もりを取った後、仕事を依頼しなくても構いませんので、必ず複数の不動産会社に依頼するようにしましょう。

見積もりを複数の不動産会社から取った方が良い理由は、以下の3つがあります。

複数の不動産会社から見積もりをとるメリット3つ

  1. 見積もり額は各社の意見に過ぎないため
  2. 複数の査定額を取らないと適正額がわからないため
  3. 経験値や顧客の数が会社によって違うため

メリット1.見積もり額は各社の意見に過ぎないため

不動産売却の見積もり額は、前述したように不動産会社の意見に過ぎないため、売却を約束する金額ではありません。

意見や予想であり、外れる可能性はもちろんあります。

大切な資産を売るのに、外れる可能性のある査定額を1社にしか聞かないのは、売主として調査不足と言わざるを得ません。

特に不動産売却の見積もりは、高く査定される可能性があります。

高く査定された価格を妄信して売り出すと、なかなか売れずに売却に苦労することがあります。

結局、3ヵ月後、半年後に段階的に値引きを行い、どこまで値引したら売れるのかよく分からなくなっていきます。

売却自体もいたずらに長引き、「これならもっときちんと売れる価格で売り出し価格を設定すれば良かった」という後悔も生じます。

見積もり額は各社の意見に過ぎないため、複数の不動産会社に査定を依頼し、妥当な価格を探るようにして下さい。

メリット2.複数の査定額を取らないと適正額がわからないため

見積もり額は高くなりがちという特徴がありますが、それでも複数の不動産会社から査定額をとると、だんだん適正額が見えてきます。

不動産会社の中には、真面目に適正額を査定する不動産会社もあるため、何社か査定額を取るうちに、似たり寄ったりの金額が出てきます。

例えば、A社は5,000万円、B社が4,100万円、C社が4,000万円、D社が4,000万円のように出して来たら、適正額は4,000万円程度だということが誰でも分かります。

A社の5,000万円が異常に高いというのは、他社と比較することではじめて知ることができます。

もし、住宅ローンが4,500万円残っているような人が、A社だけから査定額を取り、住宅ローンは売却額で返済できると妄信してしまったら、大変なことになります。

実は4,000万円でしか売れない物件を、5,000万円で売れると思って売ってしまったら、途中で住宅ローンが返せないことが発覚し、売却を途中で取りやめるような事態も生じかねません。

売却計画を見誤らないためにも、複数の不動産会社から査定を取得し、適正な査定額を見極める必要があります。

メリット3.経験値や顧客の数が会社によって違うため

経験値や顧客の数は不動産会社によって違うため、見積もり査定は複数の不動産会社から取った方が良いです。

例えば、マンションを売ったこともない不動産会社が3,500万円と査定するのと、マンション売却実績が豊富な不動産会社が4,000万円と査定してきたら、4,000万円の方が適正と考えられます。

ただし、不動産会社の経験値等は、外からではなかなか判断が付きません。

そこで、複数の不動産会社から査定を取って、適正額を見抜くのが、もっとも手っ取り早く簡単にできる方法となります。

以上、ここまで見積もりを複数の不動産会社から取った方が良い理由について見てきました。

では、どのようにして複数の不動産会社から見積もりを取るのでしょうか。

そこで次に、複数の不動産会社から見積もりを取る方法について解説いたします。

5.複数の不動産会社から見積もりを取る方法

複数の不動産会社から見積もりを取る方法は、インターネットの無料一括査定サイトを利用するのが便利です。

不動産一括査定とは、その名の通り「不動産の査定相談を複数の不動産に一度でお願いできるWEBサイト(サービス)」。

不動産一括査定サイトのイメージ

不動産一括査定サイトのイメージ

一括査定サイトなら、簡単な入力操作だけで自動で複数の不動産会社に査定依頼が届きます。

不動産会社から、訪問査定の日程を申し込む電話がかかってきますので、電話に応じて訪問査定を受けるようにして下さい。

不動産の一括査定サイトは、最大6社から査定を取れるサービスが多いです。

見積もりの手間を大幅に省くことができますので、不動産売却の際は、ぜひ利用してみてください。

不動産のプロが厳選!不動産一括査定の選ぶ基準とオススメ4サイト

ここからは、筆者が厳選したオススメの不動産一括査定4サイトを紹介。

筆者の厳選基準は下記4つ。

オススメの不動産一括査定サイトの基準は4つ

  • 基準1.参加不動産会社が魅力的である(大手~地域密着まで査定できる)
  • 基準2.実績が豊富(利用者数+運営歴)
  • 基準3.セキュリティ対策をしている(プライバシーポリシーの取得)
  • 基準4.不動産会社をしっかり審査している(悪徳不動産業者の排除)
これら4つの基準を満たす一括査定サイトは下記4つになります。

厳選したオススメの不動産一括査定サイト4選

  1. すまいValue
  2. HOME4U
  3. イエウール
  4. リガイド

それぞれの不動産一括査定の特徴を一覧表にしました。

比較項目すまいValueHOME4Uイエウールリガイド
運営会社小田急不動産(株)、住友不動産販売(株)
東急リバブル(株)、野村不動産アーバンネット(株)
三井不動産リアルティ(株)、三菱地所ハウスネット(株)
株式会社NTT
データスマートソーシング
株式会社Speee株式会社ウェイブダッシュ
サービス開始年2016年2001年2014年2006年
査定数非公表累計30万件20万件非公表
サイト利用者数非公表年間700万人累計1,000万人非公表
提携している不動産会社の数大手6社約1,300社約1,700社約700社
特徴国内最大手に頼める。 都会に強く地方に弱い傾向がある。NTTデータグループなので安心感はトップ。 一括査定の歴史最長の老舗。参加企業数がNo.1で、企業一覧と特徴も見ることができる。厳選された不動産会社がウリ。 運営も長く、旧SBIグループの安心感がある。

※2019年11月時点の情報

不動産一括査定の上手な使い方は併用利用する

紹介した不動産一括査定は、どれも安心して利用できます。

ただし、それぞれの不動産一括査定には弱みがあります。その弱みを防ぐ方法があります。

弱みを防ぐには不動産一括査定を併用利用(組み合わせ利用)するのです。

都心部や県庁所在地などの人口が多い都市の方:すまいValue+HOME4U+SRE不動産(※旧ソニー不動産)
オススメの組み合わせ:「すまいValueHOME4USRE不動産(※旧ソニー不動産)

三井のリハウスや東急リバブルなどの国内最大手の不動産会社は、「すまいValue」にしか参加していません。

そして、大手・中堅・地域密着の不動産会社参加の「HOME4U」は、NTTグループ運営で最も安心して利用できるサイトの一つ。

つまり最大手の不動産会社に依頼「すまいValue」+大手・中堅・地域密着の不動産会社に依頼「HOME4U」を組みわせるのです。

ただ、大手は両手仲介の可能性が高いです。対象地域(一都三県+大阪、兵庫)の方は、売主専門としている「SRE不動産(※旧ソニー不動産)」も合わせて申し込んでおくと安心です。

地方や郊外の方:HOME4U+イエウール
オススメの組み合わせ:「HOME4Uイエウール

大手の不動産会社は都心に強いですが、地方や郊外では対応できない場合があります。

特に「すまいValue」を使って依頼できる最大手の不動産会社は地方や郊外は対応していない可能性があります。

地方や郊外の方は「HOME4Uイエウール」を併用するといいでしょう。

最大手の不動産会社に依頼できるのは「すまいValue」だけ

すまいValue

すまいValue

すまいValueは国内最大手6社(三井のリハウス、住友不動産販売、三菱地所ハウスネット、東急リバブル、小田急不動産、野村の仲介plus)が共同で運営する一括査定サービス。

強力な販売ネットワークとノウハウを持っていますし、営業担当者の質も全体によいので、確実に依頼はしたいところ。

ただし、お伝えした通り大手は両手仲介の可能性が高いです。

対象地域(一都三県+大阪、兵庫)の方は、売主専門としている「SRE不動産(※旧ソニー不動産)」も合わせて申し込んでおきましょう。

3分で最高額がわかる!すまいValueをチェック

※「机上査定」を選ぶと電話なしで、メールで概算査定額がわかります。

NTTグループが運営の安心実績「HOME4U」

HOME4U

HOME4U

2001年から運営と最も長い、一括査定の老舗。

運営がNTTデータグループという安心感は抜群で、個人情報保護やセキュリティ対策などの技術力も信頼できます。

参加している不動産会社は、大手から中堅・地元密着まで約1,300社。

イエウールの1,900社と比べると1,300社で少なめに見えますが、厳しい審査を通過した不動産会社だけが参加しているというのが売りです。

3分で最高額がわかる!HOME4Uをチェック

※「机上査定」を選ぶと電話なしで、メールで概算査定額がわかります。

参加不動産会数No.1の「イエウール」

イエウール

イエウール

参加している不動産会社は大手、中堅、地元密着型まで約1,900社と最多。

つまり一番不動産会社が見つかる可能性が高いということです。

サイト運営の歴史は比較的浅いですが、利用者も多く、安心して利用できます。

3分で最高額がわかる!イエウールをチェック

※「机上査定」を選ぶと電話なしで、メールで概算査定額がわかります。

投資用物件に強い「リガイド」

リガイド

リガイド

旧「SBI不動産一括査定」というサイトで、「HOME4U」の次に運営が長い老舗サイト。

入力はYahoo!やFacebookから情報を引き継ぐこともでき、入力しやすいフォームです。

最大10社まで一括で査定依頼できるので、効率良く多数の会社に査定依頼したい人にも向いています。

HOME4Uなどと比べると600社で少なめに見えますが、独自審査を通過した優良不動産会社というのが売りです。

また、投資用物件にも強く、資産の組み換えも相談できます。

3分で最高額がわかる!リガイドをチェック

※「机上査定」を選ぶと電話なしで、メールで概算査定額がわかります。

不動産一括査定サイトは、無料で利用できますので、まずは申し込んで信頼できる不動産会社に査定相談をしてみることをオススメします。

不動産一括査定については下記記事でさらに詳しく解説しています。

6.まとめ

不動産売却の見積もりをどのようにして取るのかということや、効果的な取得方法について見てきました。

見積もりは、インターネットの一括査定サイトで簡単に見積もりを取ることができます。

必ず複数の不動産会社から見積もりを取り、適正な売出価格を設定して売却を進めましょう。

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合同会社ラビッツ 石川貴裕

IT会社で勤務しながら、親族の会社で不動産仲介を経験。専門用語が多く初心者に優しくないサイトが多いと感じて不動産メディアを多数立ち上げる。

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