主要ネット銀行10社の住宅ローン一覧表と3つの特徴・注意点

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24時間いつでもどこでも取引ができるネット銀行は私たちの生活にとってとても便利な存在です。

その利便性から、ネット銀行に口座を持っているいる人も多いのではないでしょうか。

ネット銀行も店舗型銀行と同様に住宅ローンがあります。

便利なネット銀行なら、きっと住宅ローンもお得なはずと期待できます。

ネット銀行の住宅ローンに対する疑問

  • 「そもそも、ネット銀行ってどんな銀行なの?」
  • 「ネット銀行の住宅ローンのメリットやデメリットは?」
  • 「ネット銀行の住宅ローンを利用する際は、何に注意すればいいの?」

そこでこの記事では、「ネット銀行の住宅ローン」にフォーカスしてお伝えします。

この記事を読むことであなたは、ネット銀行の住宅ローンがどのようなものであるかということや、その特徴、注意点について知ることができます。

どのネット銀行が住宅ローンに対応している?

ネット銀行とは、営業上最小限必要な店舗のみを有し、インターネットや電話などの通信端末を介した取引を中心とする銀行のこと

店舗や専用のATMが少なく、通帳もないため、人件費や運営コストが通常の銀行よりも抑えられます。

そのため、預金金利が高く、手数料は安いことが特徴。ネット銀行は、一般の銀行とは異なり、サービスを絞っています。

そのため、住宅ローンを扱っていないネット銀行もあります

調査時点におけるネット銀行とその経営母体、住宅ローンの取り扱いの有無(「〇」があり、「×」がなし)は以下の通りです。

(調査:2019年11月時点)
ネット銀行経営母体住宅ローン
ジャパンネット銀行三井住友銀行・Yahoo!JAPAN
ソニー銀行SONY
楽天銀行楽天
住信SBIネット銀行三井住友信託銀行・SBIホールディングズ
じぶん銀行三菱東京UFJ銀行・au(KDDI)
大和ネクスト銀行大和証券×
GMOあおぞらネット銀行あおぞら銀行・GMOインターネット×
ローソン銀行ローソン×
セブン銀行セブンアンドアイホールディングス×
イオン銀行イオン

住宅ローンを取り扱っていないネット銀行でも、後から取り扱い始めることはあります。

申込時点では、住宅ローンの取り扱いを再度確認するようにしてください。

以上、ここまでネット銀行とは、ということについて見てきました。

では、ネット銀行にはどのような特徴があるのでしょうか。

そこで次に、ネット銀行の特徴について解説いたします。

ネット銀行の住宅ローン3つの特徴

ネット銀行の特徴は、以下の3点です。

  1. 変動金利が安い
  2. ランニングコストが安い
  3. いつでも申込ができる

特徴1.変動金利が安い

ネット銀行の特徴として、比較的、変動金利が安いという傾向があります。

以下に、2019年11月時点における変動金利のランキングを示します。(赤字がネット銀行)

(調査:2019年11月時点)
順位各金融機関名住宅ローン商品名金利(%)
1東京スター銀行スターワン住宅ローン0.450
2ソニー銀行変動セレクト住宅ローン(自己資金10%以上)0.457
3住信SBIネット銀行ネット専用住宅ローン <通期引下げプラン>0.457
Mr.住宅ローン REAL <通期引下げプラン>0.457
4りそな銀行ずーっとお得!全期間型 融資手数料型0.470
りそな女性向け住宅ローン「凛next」0.470
5埼玉りそな銀行ずーっとお得!全期間型 融資手数料型0.470
6横浜銀行住宅ローン おトクな金利プラン0.470
7三井住友信託銀行融資手数料型 全期間一定金利引下げ(最大引下げ)0.475
8愛知県信用農業協同組合連合会JAなごやの住宅ローン0.499
9みなと銀行金利プラン0.500
10イオン銀行金利プラン(変動金利)0.520
11りそな銀行ずーっとお得!全期間型 保証料一括前払い型0.525
12埼玉りそな銀行ずーっとお得!全期間型 保証料一括前払い型0.525
エコ関連・埼玉県タイアップローン0.525
女性向け住宅ローン「凛next」0.525
13三菱UFJ信託銀行変動金利選択プラン0.525
14楽天銀行住宅ローン(金利選択型)0.527
15いちい信用金庫住宅ローン「ダッシュ」0.550
16関西みらい銀行住宅ローン(融資手数料型)0.595
17スルガ銀行スルガ銀行住宅ローン<優遇金利型>0.600
18東春信用金庫住宅ローン「セレクト」0.600
19東和銀行完済までず~っと楽々プラン(最優遇)0.615
20みずほ銀行全期間重視プラン 最優遇金利0.625

ランキングの中には、ネット銀行が20位以内に「ソニー銀行」と「住信SBIネット銀行」「イオン銀行」「楽天銀行」の4つが入っています。

ネット銀行は、昔から変動金利に強く、長期固定金利は弱い傾向があります。

特徴2.ランニングコストが安い

ネット銀行は団信保険料や保証料、繰上返済手数料等のランニングコストが安いというメリットがあります。

費用項目説明
団体信用生命保険料住宅ローン返済中に、死亡や高度障害になった場合、住宅ローンが支払われる生命保険です。
保証料保証会社の保証を受けるための対価として保証会社に支払う費用になります。
繰上返済手数料繰上返済を行うために銀行へ支払う手数料になります。

ネット銀行では、保証料や繰上返済手数料を「なし」としている銀行が多いです。

団体信用生命保険料に関しては、返済金利の中に含まれる形で徴収されます。

繰上返済をガンガンしたい人にとっては、繰上返済手数料が発生しないネット銀行は魅力的です。

ネット銀行は、基本的には借換で利用することがおススメです。

借換については、以下のいずれかの要件を満たすような人であれば、借換費用を払ってでも借換のメリットが生じます。

借換の効果のある人

  • ローン残高が1,000万円以上ある人
  • ローン残存期間が10年以上ある人
  • 借換の前後で金利差が1%以上の差がある人

上記の要件を満たす人で、繰上返済によってラストスパートをかけたい人は、ネット銀行を利用するのが良いでしょう。

特徴3.いつでも申込ができる

ネット銀行のメリットは、いつでもインターネットを使って申し込みができるという点です。

普通の銀行であれば、平日の15:00までに行かないと窓口が開いていないため、共働きの人は大変不便となっています。

ネット銀行は、各行ともメールや電話でのサポート体制が充実しています。

気軽に電話して確認できるため、インターネットの操作が不安な人でもネット銀行は利用しやすいです。

以上、ここまでネット銀行の特徴について見てきました。

では、ネット銀行を利用する際は、どのようなことに気を付ければ良いのでしょうか。

そこで次に、ネット銀行の注意点について解説いたします。

ネット銀行の住宅ローン3つの注意点

ネット銀行の注意点は、以下の3点です。

  1. 固定金利が高い
  2. 事務手数料が高い
  3. 融資実行が遅い

注意点1.固定金利が高い

ネット銀行は、固定金利が高い傾向があります。

高いというと語弊がありますが、「安くはない」というのが適切な表現です。

35年ローンのような長期固定金利は、「最頻値」と呼ばれる金利で各行の金利が横並びになる傾向があります。

ネット銀行は最頻値を採用している銀行が多いため、他の銀行と比べるとほぼ同じ金利を採用しています。

ちなみに35年固定ランキングは、以下の通りです。(赤字がネット銀行)

(調査時点:2019年11月時点)
順位各金融機関名住宅ローン商品名金利(%)
1アルヒARUHIスーパーフラット7【 団信なし】0.740
ARUHIスーパーフラット8【 団信なし】0.790
2クレディセゾンプラチナフラット80.790
3アルヒARUHIスーパーフラット9【 団信なし】0.840
4クレディセゾンプラチナフラット90.840
5日本住宅ローンMCJフラットプレミアム8(特約スーパーまいど)団信なし・提携会社向け0.870
6住信SBIネット銀行フラット35(保証型)借入割合80%以内0.970
7アルヒARUHIスーパーフラット7【 団信あり】1.020
8日本住宅ローンMCJフラットプレミアム8(標準タイプ)団信なし・提携会社向け1.030
9住信SBIネット銀行フラット35(保証型)借入割合90%以内1.050
10財形住宅金融*フラット35エース定率新規8割以下1.050
11日本住宅ローンMCJフラットプレミアム8(特約スーパーまいど)団信あり・提携会社向け1.070
12アルヒARUHIスーパーフラット8【 団信あり】1.070
13池田泉州銀行全期間固定金利プラン1.080
14日本住宅ローンMCJフラットプレミアム9(特約スーパーまいど)団信なし・提携会社向け1.080
15紀陽銀行長期固定金利住宅ローン1.100
16広島銀行住宅ローンフラット35(保証型)1.110
17財形住宅金融*フラット35エース定率新規8割超9割以下1.110
18アルヒARUHIスーパーフラット9【 団信あり】1.120
19みなと銀行金利プラン1.150
20浜松いわた信用金庫超長期固定金利型住宅ローン(定率型)1.150

35年の長期固定ローンとなると、変動金利ほどネット銀行は登場してきません。

唯一奮闘しているのが、「住信SBIネット銀行」です。

住信SBIネット銀行は、変動金利でも固定金利でも金利が安い数少ない銀行となっています。

注意点2.事務手数料が高い

ネット銀行は、残念ながら事務手数料は凄く高いです。

住宅ローンの手続きのために銀行に支払う手数料になります。

ネット銀行は、ランニングコストを抑えることができますが、事務手数料の初期コストが高くなります

通常、一般の銀行であれば事務手数料は10万円が相場です。

しかしながら、多くのネット銀行は、事務手数料を融資額の2%取るケースが多いです。

2%だと、2,000万円借りる場合であれば40万円にもなってしまいます。

ネット銀行に借換を行う場合には、事務手数料が高いということを知っておきましょう。

注意点3.融資実行が遅い

ネット銀行は、融資実行が遅いという特徴があります。

ネット銀行の融資実行までの期間は、一般的には1.5~2ヶ月程度です。

そのため、ネット銀行は中古住宅の購入では現実的に利用できません。

中古住宅の購入では、売買契約と引渡までの間が1ヶ月ほどしか設けられていないからです。

ネット銀行にはスピード感がないことから、スピードを求められない新築物件の購入や借換えで利用するのが通常の利用方法となります。

以上、ここまでネット銀行の注意点について見てきました。

ネット銀行の得意領域として賃貸併用住宅への融資があります。

そこで次に、ネット銀行は賃貸併用住宅が積極的であることについて解説いたします。

ネット銀行は賃貸併用住宅の住宅ローン融資が積極的

ネット銀行は、賃貸併用住宅の住宅ローンも積極的に貸し出している銀行が多いです。

賃貸併用住宅とは、自宅とアパートが一体となった住宅

自宅部分が50%以上となると、建物全体を住宅ローンで作ることができます

住宅ローンはアパートローンに比べ、金利も安く、また長期で組むのも可能であることから、アパートローンよりも有利です。

そのため、住宅ローンを使ってアパートを建てられる賃貸併用住宅は、相応のメリットがあります。

ところが、賃貸併用住宅への貸出は、実施していない銀行が多いです。

大手の都市銀行であれば、みずほ銀行くらいしか貸し出しを行っていません。

一方で、楽天銀行やじぶん銀行といった銀行は、賃貸併用住宅の融資を行っています。

さらに、半分が店舗の場合の店舗兼併用住宅のローンに関しても行っていることが多いです。

賃貸併用住宅を検討したい人はネット銀行の利用を検討してみるのも良いでしょう。

まとめ

以上、ここまで、ネット銀行の住宅ローンがどのようなものであるかということや、その特徴、注意点について見てきました。

ネット銀行の住宅ローンにはメリットもデメリットもあります。

特徴を良く踏まえた上で、お得になる場面で利用してみてください。

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合同会社ラビッツ 石川貴裕

IT会社で勤務しながら、親族の会社で不動産仲介を経験。専門用語が多く初心者に優しくないサイトが多いと感じて不動産メディアを多数立ち上げる。

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