不動産一括査定サイトを利用すると営業電話がしつこいって本当?

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中古住宅の価格が高騰しており、マンションや戸建てを売却する人が増えています。

最近の住宅の売却では、不動産一括査定サイトを利用する人も増えてきました。

不動産一括査定サイトは無料ですので気軽に使ってしまう人も多いですが、しつこい営業電話に悩まされることがあります。

一括査定サイト利用後の電話に対する不安

  • 「売却価格を参考程度に知りたかっただけなのに、営業電話がしつこい!」
  • 「なぜ、一括査定サイトを利用すると、営業電話が来るようになるの?」
  • 「価格を知りたいだけならどうしたら良いの?」

そこでこの記事では、「不動産一括査定サービスの電話」についてお伝えします。

この記事を読むことであなたは、不動産一括査定サイトの仕組みや営業電話への対処方法、価格だけ知りたい場合に使えるサイト等について知ることができます。

※先に営業電話の対処法が知りたい方は「営業電話の対処法は2つ」に進んでください。

不動産一括査定サイトの仕組み

不動産一括査定サイトの中には、普通の申し込み方をすると不動産会社からしつこい営業電話がかかってくることがあります。

しつこいというよりは、「しつこく感じる」といった方が正解かもしれません。

不動産一括査定サイトは、ほとんどのサイトで最大6社に査定を依頼することができます。

不動産一括査定サイトのイメージ

不動産一括査定サイトのイメージ

すると、少なくとも2社以上から1回ずつは電話がかかってきますので、しつこいと感じるわけです。

もし6社に依頼した場合は、6回電話が掛かってくるというわけ。

仮に各社が2回ずつ電話をかけてきたら、12回も電話がかかってくることになるため、大変しつこく感じます。

不動産一括査定サイトでは、1社が何十回も営業電話をかけてくるかというと、そこまでひどくありません。

どんなに多くても3回程度ですが、それが6社もあれば18回ですので、大変しつこく感じるわけです。

※一括査定で代表される「車一括査定」や「引越し一括見積もり」は電話の量がすごいことで有名です。

不動産一括査定は無料で利用できる理由

一括査定サイトは、無料で複数の不動産会社に査定を依頼できるサイト。

不動産の査定自体は、店舗に出向いて依頼しても、そもそも無料になります。

不動産会社が受領する仲介手数料は、成功報酬であることが定められています。

売却が決まるまでの不動産会社の営業行為では費用を請求できないのです。

ところが、一括査定サイトとなると、不動産会社以外に一括査定サイトの運営会社の存在が出てきます。

不動産一括査定が収益を上げている理由

一括査定サイトの利用が無料だとすると、一括査定サイトの運営会社はどのようにして収益を上げているのでしょうか。

それは、一括査定サイトの運営会社は不動産会社から査定の参加費用をもらうことで収益を上げる仕組みとなっています。

利用者が一括査定サイトで査定を申し込むと、一括査定サイトから登録している不動産会社に対して査定依頼の通知が来ます。

査定に参加したい不動産会社は、一括査定サイトに1万円程度の参加料を支払います。

この参加料が一括査定サイトの運営会社の収入となります。

6社が査定に参加すると、一括査定サイトの運営会社には6万円の収入が入る仕組み。

なぜ不動産会社は参加料を払ってまで査定に参加するかというと、売主の見込み客を紹介してもらうことになるからです。

本来なら不動産会社は売主の見込み客を見つけるために様々な営業活動を行います。

一括査定サイトに登録しておけば、営業活動を一切せずに見込み客を紹介してもらうことができるため、参加料を支払う価値があるのです。

以上、ここまで不動産一括査定サイトの仕組みについて見てきました。

では、なぜ営業電話がしつこく来るのでしょうか。

そこで次に、営業電話がしつこいのは参加料を取り戻したいからということについて解説いたします。

営業電話がしつこいのは参加料を取り戻したいから

営業電話がしつこいのは不動産会社が参加料を取り戻したいから。

利用者はタダなので気楽に査定依頼をしてしまいますが、不動産会社は査定をするのに1万円の参加費用を支払っています

そのため、売るつもりもないのに冗談半分で利用されると、不動産会社は参加料が完全に無駄になります。

1万円を払って査定に参加した以上、不動産会社は何としてでも仲介の仕事を契約したいと考えます。

店舗に来店してもらって無料査定するよりも、一括査定サイトは参加料という余計なコストがかかっているため、ますます必死になるのです。

不動産会社は参加料を払って査定に参加しているという背景をよく理解しておきましょう。

以上、ここまで営業電話がしつこいのは参加料を取り戻したいからということについて見てきました。

では、しつこい営業電話にはどのように対処すれば良いのでしょうか。

そこで次に、営業電話の対処法について解説いたします。

営業電話の対処法は2つ

営業電話の対処法は、以下の2点です。

営業電話の対処法2点

  1. 相場を見てから売却判断なら「机上査定」を利用する
  2. 電話サポート体制のあるサイトを利用すること

対処法1.机上査定を利用する

しっかりしている一括査定サイトは「机上査定」が選べるようになっております。

当サイトでオススメしている一括査定ももちろん全て机上査定が選べます。

例えば下記はNTTグループが運営しているHOME4Uの入力画面。

HOME4Uの入力フォーム

このように机上査定を選ぶと、不動産会社側にも概算の相場が知りたいんだなというのが伝わります。

電話に出られない場合は、メール連絡をくれる不動産会社も多いので大変便利です。

また、備考欄がある不動産一括査定サイトには、メール連絡希望を記載するとさらに営業電話は減ります。

HOME4Uの備考欄

HOME4Uの備考欄

対処法2.電話サポート体制のあるサイトを利用すること

悪徳業者に遭遇してしまうと、ハッキリ断っても営業電話がしつこくかかってくることがあります。

このような場合には、一括査定サイトの運営会社に相談すべきです。

そのため、一括査定サイトは電話サポート体制のあるサイトを利用することを強くオススメします。

当サイトで後ほど紹介する一括査定サイトはすべてサポート体制がありますので、ご安心ください。

電話サポート体制のない一括査定サイトの場合、仮に悪徳業者をあてられてしまうと、相談できる先がありません。

悪徳業者を利用者にぶつけてくるのは、明らかに一括査定サイトの運営会社のせいですので、文句を言うなら一括査定サイトの運営会社に言うべきです。

一括査定サイトを利用する場合には、電話サポートサービスがきちんとあるかどうかをしっかり確認してから利用しましょう。

以上、ここまで営業電話の対処法について見てきました。

では、不動産売却前に相場が知りたいときはどうすれば良いのでしょうか。

そこで次に、相場を知りたいだけなら匿名サイトを利用することについて解説いたします。

相場を知りたいだけなら匿名サイトを利用する

売る気はなく、ただ単に相場を知りたいだけなら匿名サイトの利用が便利。

匿名サイトは、インターネット上で価格が出てくるだけなので、訪問査定はありません

したがって、不動産会社からの営業電話はないです。

個人情報もほとんど入力せずに利用が可能ですので、匿名で利用でき、匿名サイトなどと呼ばれています。

代表的な匿名サイトには、以下のサイトがあります。

匿名でできる不動産査定サイト

  • HowMA(ハウマ):ビッグデータを用いてAI(人工知能)で査定が行われます。価格は安めに査定される傾向があります。マンションの精度はそこそこ高いですが、戸建ての精度は悪いです。
  • HOME’Sプライスマップ:○○万円~○○万円という形の幅で算出されます。査定額は微妙に高い印象があります。
  • IESHIL(イエシル):首都圏のマンションが査定可能です。登録数が少なく、査定できないマンションも多いです。

興味本位で価格を知りたいだけなら、一括査定サイトではなく、これら匿名サイトを利用するのも手です。

匿名サイトについては下記で詳しくご紹介しています。ぜひご参照ください。

ただし、匿名サイトは、相場の精度は期待できません。

価格によっては売るつもりがあるのであれば、最初から一括査定サイトを使いましょう。

少しでも売却を検討しているなら一括査定サイトを利用

もし少しでも売却する気があるのであれば、間違いなく一括査定サイトを利用するべきです。

一括査定サイトでは、机上査定でも不動産会社自らが「取引事例比較法」を使って査定額を算出してくれます。

取引事例比較法とは、過去の成約事例をもとに、各項目で評価をして、価格を算出していく査定方法。一般の不動産では一番使われる査定方法。

下記は過去に「すまいValue」を利用して東急リバブルにマンションを机上査定をしたときの査定書。

東急リバブルの査定書

東急リバブルの査定書

東急リバブルの査定書

東急リバブルの査定書

東急リバブルの査定書

東急リバブルの査定書

メールでこんな立派な不動産査定書をもらえるのです。

もし、メール等で査定額を出してもらって、「よし売るに出してみよう!」となった場合は、最終的には「訪問査定」を受けることになります。

訪問査定では、過去のリフォーム履歴によるプラス要因や、住宅の損傷によるマイナス要因もきちんと価格に反映するため、さらに精度の高い価格になります。

売却の際、売出価格は適正な価格をもとに決定する必要があるので、さらに詳しく見ていくわけです。

売出価格が適正でない場合、安過ぎれば損をしますし、高過ぎれば売れなくなります。

そのため、売却においては精度の高い売出価格を付けるために、訪問査定は絶対に必要となるのです。

ただし、査定を取ってみて、その結果、やっぱり売るのを止めるということは当然あり得ます。

不動産会社も査定した全員が売るとは思っていませんので、「売るのをもう少し検討する」など言って断りましょう。

適正な売出価格については下記記事で詳しく解説しています。

訪問査定については下記記事で詳しく解説しています。

不動産のプロが厳選!不動産一括査定の選ぶ基準とオススメ4サイト

ここからは、筆者が厳選したオススメの不動産一括査定4サイトを紹介。

筆者の厳選基準は下記4つ。

オススメの不動産一括査定サイトの基準は4つ

  • 基準1.参加不動産会社が魅力的である(大手~地域密着まで査定できる)
  • 基準2.実績が豊富(利用者数+運営歴)
  • 基準3.セキュリティ対策をしている(プライバシーポリシーの取得)
  • 基準4.不動産会社をしっかり審査している(悪徳不動産業者の排除)
これら4つの基準を満たす一括査定サイトは下記4つになります。

厳選したオススメの不動産一括査定サイト4選

  1. すまいValue
  2. HOME4U
  3. イエウール
  4. リガイド

それぞれの不動産一括査定の特徴を一覧表にしました。

比較項目すまいValueHOME4Uイエウールリガイド
運営会社小田急不動産(株)、住友不動産販売(株)
東急リバブル(株)、野村不動産アーバンネット(株)
三井不動産リアルティ(株)、三菱地所ハウスネット(株)
株式会社NTT
データスマートソーシング
株式会社Speee株式会社ウェイブダッシュ
サービス開始年2016年2001年2014年2006年
査定数非公表累計30万件20万件非公表
サイト利用者数非公表年間700万人累計1,000万人非公表
提携している不動産会社の数大手6社約1,300社約1,700社約700社
特徴国内最大手に頼める。 都会に強く地方に弱い傾向がある。NTTデータグループなので安心感はトップ。 一括査定の歴史最長の老舗。参加企業数がNo.1で、企業一覧と特徴も見ることができる。厳選された不動産会社がウリ。 運営も長く、旧SBIグループの安心感がある。

※2019年11月時点の情報

不動産一括査定の上手な使い方は併用利用する

紹介した不動産一括査定は、どれも安心して利用できます。

ただし、それぞれの不動産一括査定には弱みがあります。その弱みを防ぐ方法があります。

弱みを防ぐには不動産一括査定を併用利用(組み合わせ利用)するのです。

都心部や県庁所在地などの人口が多い都市の方:すまいValue+HOME4U+SRE不動産(※旧ソニー不動産)
オススメの組み合わせ:「すまいValueHOME4USRE不動産(※旧ソニー不動産)

三井のリハウスや東急リバブルなどの国内最大手の不動産会社は、「すまいValue」にしか参加していません。

そして、大手・中堅・地域密着の不動産会社参加の「HOME4U」は、NTTグループ運営で最も安心して利用できるサイトの一つ。

つまり最大手の不動産会社に依頼「すまいValue」+大手・中堅・地域密着の不動産会社に依頼「HOME4U」を組みわせるのです。

ただ、大手は両手仲介の可能性が高いです。対象地域(一都三県+大阪、兵庫)の方は、売主専門としている「SRE不動産(※旧ソニー不動産)」も合わせて申し込んでおくと安心です。

地方や郊外の方:HOME4U+イエウール
オススメの組み合わせ:「HOME4Uイエウール

大手の不動産会社は都心に強いですが、地方や郊外では対応できない場合があります。

特に「すまいValue」を使って依頼できる最大手の不動産会社は地方や郊外は対応していない可能性があります。

地方や郊外の方は「HOME4Uイエウール」を併用するといいでしょう。

最大手の不動産会社に依頼できるのは「すまいValue」だけ

すまいValue

すまいValue

すまいValueは国内最大手6社(三井のリハウス、住友不動産販売、三菱地所ハウスネット、東急リバブル、小田急不動産、野村の仲介plus)が共同で運営する一括査定サービス。

強力な販売ネットワークとノウハウを持っていますし、営業担当者の質も全体によいので、確実に依頼はしたいところ。

ただし、お伝えした通り大手は両手仲介の可能性が高いです。

対象地域(一都三県+大阪、兵庫)の方は、売主専門としている「SRE不動産(※旧ソニー不動産)」も合わせて申し込んでおきましょう。

3分で最高額がわかる!すまいValueをチェック

※「机上査定」を選ぶと電話なしで、メールで概算査定額がわかります。

NTTグループが運営の安心実績「HOME4U」

HOME4U

HOME4U

2001年から運営と最も長い、一括査定の老舗。

運営がNTTデータグループという安心感は抜群で、個人情報保護やセキュリティ対策などの技術力も信頼できます。

参加している不動産会社は、大手から中堅・地元密着まで約1,300社。

イエウールの1,900社と比べると1,300社で少なめに見えますが、厳しい審査を通過した不動産会社だけが参加しているというのが売りです。

3分で最高額がわかる!HOME4Uをチェック

※「机上査定」を選ぶと電話なしで、メールで概算査定額がわかります。

参加不動産会数No.1の「イエウール」

イエウール

イエウール

参加している不動産会社は大手、中堅、地元密着型まで約1,900社と最多。

つまり一番不動産会社が見つかる可能性が高いということです。

サイト運営の歴史は比較的浅いですが、利用者も多く、安心して利用できます。

3分で最高額がわかる!イエウールをチェック

※「机上査定」を選ぶと電話なしで、メールで概算査定額がわかります。

投資用物件に強い「リガイド」

リガイド

リガイド

旧「SBI不動産一括査定」というサイトで、「HOME4U」の次に運営が長い老舗サイト。

入力はYahoo!やFacebookから情報を引き継ぐこともでき、入力しやすいフォームです。

最大10社まで一括で査定依頼できるので、効率良く多数の会社に査定依頼したい人にも向いています。

HOME4Uなどと比べると600社で少なめに見えますが、独自審査を通過した優良不動産会社というのが売りです。

また、投資用物件にも強く、資産の組み換えも相談できます。

3分で最高額がわかる!リガイドをチェック

※「机上査定」を選ぶと電話なしで、メールで概算査定額がわかります。

不動産一括査定サイトは、無料で利用できますので、まずは申し込んで信頼できる不動産会社に査定相談をしてみることをオススメします。

不動産一括査定については下記記事でさらに詳しく解説しています。

まとめ

以上、ここまで、不動産一括査定サイトを利用すると、電話営業がしつこいというのは本当かどうか、ということについて見てきました。

気軽に使える一括査定サイトですが、あくまでも本気で売却を検討している人に向けたサービスです。

売却の意思が固まったら、電話サポートサービスなども確認した上で一括査定サイトを利用するようにしてください。

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合同会社ラビッツ 石川貴裕

IT会社で勤務しながら、親族の会社で不動産仲介を経験。専門用語が多く初心者に優しくないサイトが多いと感じて不動産メディアを多数立ち上げる。

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